ほととぎす
ホトトギスの鳴き声が夜明け頃よく聞こえます。あの急き立てられるような鋭い鳴き声は、古来人々の想像をかきたてたようです。時鳥、子規、不如帰、などとあてる漢字も多く、正岡子規の俳号「子規」は「鳴いて血を吐くほととぎす」に寄るといわれています。

正岡子規、本名・正岡常規は、慶応3年(1867)10月17日、伊予国温泉郡(現在の愛媛県松山市)に生まれた明治を代表する文学者です。21歳の5月に初めて喀血し、「子規」と号しました。当時は死の病であった結核と向き合う肝の太さを感じます。
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