ほととぎす
快晴の日が続きます。夜が明けるころに目が覚めるとホトトギスの声が聞こえました。ホトトギスは5月ごろ渡ってきて、托卵で繁殖し秋になると去っていきます。けたたましい、どこか切迫感を感じる鳴き方が日本人の想像力をかきたてました。

「ほととぎす鳴きつる方を眺むればただ有明の月ぞ残れる」は誰もがきいたことがある歌ですし、「鳴かぬなら殺してしまえ〜」などと、後世の人が信長、秀吉、家康らの性格を表現するのにホトトギスをたとえにあげたりしています。

「鳴かぬのは熱中症かほとととぎす」このところの殺気を感じる程の暑さはこういいたくなります。
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