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稔田
稲は日本文化を象徴する作物であり、消費量が減りつつあるとはいえ、圧倒的な存在感を持っています。日本で栽培されているのはジャポニカ種温帯日本型と呼ばれているもので、それらが品種改良を重ねられ、現在の栽培米を形作っています。
原産地は約1万年前の中国長江流域、現在の湖南省周辺地域です。日本には野生種の稲が存在した形跡はなく、ここから食文化と栽培技術が伝播したと考えられています。
湿潤温暖な気候の下で育つ稲は夏の暑さを糧として大きく成長します。今は稲穂が稔り頭を垂れ始めています。これが黄金色になり色を変えると田の水を落として稲刈りの準備が始まります。
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