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桜紅葉
桜の紅葉は比較的早い時期から始まっています。花とは対照的にあまり目立たず、同じ木の中、同じ枝の中でもばらばらに紅葉していきます。色を変えたものから順次散って行くので、楓や銀杏のように鮮やかに一色に染まるということはありません。
大歳神社の近くのソメイヨシノも紅葉して、木の根元には落葉が散っていました。見上げるとどの葉もどこか穴が開いて空が覗けます。晩春に花が散った後、一斉に芽吹きます。若葉は虫を育て、その虫が野鳥の餌となり多くの命を育みました。
そして晩秋となり紅葉して散って行こうとしています。毎年繰り返される生命循環の営み、自分もこれらの輪の一部に組み込まれているのです。
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