桜枯る
冬になって葉をすべて落としてしまった木の様子を、俳句では「枯る」と表現します。実際に枯れてしまっているわけではなく、17音しか使えない中での独特の表現で、「銀杏枯る」「桜枯る」などと先に木の名前をつけます。

落葉樹の中でも桜は紅葉が早く、夏の終わりにはすでに紅葉を始めます。周囲の落葉樹がまだ青さを残している時期にすでに大半の葉を落としています。川沿いの桜並木も12月に入る頃には枝だけとなり、そこにカラスウリの赤い実が数個残っています。
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