◆
山茶花
多くの蕾をつけ長い冬の間次々とそれを咲かせて、花の少ないこの時季を彩ってきたのがサザンカです。あえて真冬に花をつけるのは、競争を避ける一種のブルーオーシャン戦略でしょうか。
庭木として栽培されることが多いので、見上げるような大樹のサザンカはそれほど目にしませんが、散歩に行く病院の構内には背丈をはるかに超えるものもあります。それらの木々の根元には咲いて散っていった花びらが散りばめられています。
似た花であるツバキは根元が離れず、落ちても花冠の形を保っていますが、サザンカは花びらとなって散り敷きます。どちらも異なる趣がありいいものです。
コメント