二月
全国に350人しか患者がいないということは、脳神経内科の専門医でも、実際に診察する抗mag患者の数は生涯で数人程度と思われます。さらに疾患特有の症状がほとんど無いので誤診の発生も多い。数人しか診ないのに何が言えるのか。

私は、自分に最近現れたある症状について主治医たちや患者会で講演した医師に訪ねました。すると彼らは全員「それは抗magニューロパチーの症状とは違う」と言います。ところがMRIや造影剤CT、血液検査などをやってみても他の病気を示す異常は無い。

症状は末梢神経的なものであり、他に何だというのでしょう。要するに彼らにもわからないのです。そしてわからないのに「違う」と言い張る。極めて稀な疾患だから症例の積み上げは十分でないはずなのに。一種の専門バカです。
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