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早春
抗magニューロパチーの中でも比較的まとまった病態を示すのは、IgMが高値でやや進行が早いものです。抗magの治療にはリツキシマブという悪性リンパ腫などに使用される薬が有望視されています。しかし、この薬にはまだ抗magへの保険適応がありません。
効く人もいれば、逆に悪化する人もいるからです。これは薬剤のせいというより、疾患の分別がきちんとできていないからでしょう。
真の抗magニューロパチーと、ただ単に抗mag抗体が陽性なだけで、病の本質的な部分は別のところにある人たちが、いっしょの病気とされているために、治療成績があがらないのではないかと考えます。
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