二月
能福寺の後は布袋の柳原天神社、蛭子(えびす)の柳原蛭子神社へ参拝しました。すぐ側を阪神高速3号神戸線が走っています。延喜元年(901)菅原道真は大宰府へ向かう途中、暴風雨を避けるため和田岬に一時上陸したといわれています。

柳原蛭子神社創建の年代はわかっていません。蛭子は恵比寿、戎とも書きます。「柳原のえべっさん」とよばれて親しまれ十日戎大祭には商売繁盛、福徳円満を願って多くの人が参拝に訪れます。また、境内の傍らには西国街道柳原門跡の碑が残っています。

最後は大黒天の福海寺です。禅宗南禅寺派の寺院で建武年中(1334-35)に足利尊氏が在庵円有に開かせたといわれています。もとはJR兵庫駅の西にありましたが、嘉吉の乱(1441-43)で焼失し現在地に移ったと伝えられています。
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