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春の昼
エディオンアリーナに入ったのは正午。今回は椅子で東側のSSエリアでした。まだ会場にいる観客はまばらです。地味なまわし、頭頂に髷を結った力士たちが次々と土俵にあがり、塩を撒くこともなく淡々と進んでいきます。
観客たちは手元の取組表を見ながら誰が勝ったかを確認します。ほとんどの観客にとってこのあたりなら誰が勝ったかなどどちらでもよく、お弁当を広げたり飲み物を飲んだりしつつ適当に見ています。
この中で何人が「関取」と呼ばれる地位までたどりつけるか。まして大関、横綱など夢のまた夢の世界でしょう。
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