注連飾
高山の注連飾は各戸全てが異なるといっていいくらい多様です。注連飾は神事に由来するものの、家の玄関に掛けるものは、各家・各集落で作られてきた生活の中の造形(民具)です。それゆえ、「これが正解」という教義的縛りが弱い性格を持っています。

飛騨は地理的に山に囲まれ、谷ごと、村ごと、町内ごとに生活圏が細かく分かれてきました。高山は城下町でありつつも、周辺農村との結びつきも強く、「同じ高山でも、元は別の生活文化圏」という履歴がそのまま注連飾の違いとして残っているようです。
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