□◆□…優嵐歳時記(491)…□◆□

   夕暮れて雨となりけり冷奴   優嵐

一日中どんよりとした曇空でしたが、夕方になってとうとう
降りだしました。「冷奴」は冷えた豆腐に生姜やねぎなどの
薬味を添え、醤油をかけて食べます。手軽で涼味あふれる
夏の定番です。豆腐そのもののうまさで食べますので、やはり
おいしいお豆腐が欲しいところです。

豆腐は四季を問わず幅広い料理に使える食材です。手を加えて
よし、このようにシンプルに食べてよし。冬になると温めて
「温奴」にもなります。それにしてもなぜ豆腐のことを奴と
いうのでしょうか。料理のさまざまな語源を探ってみるのも
ひとつのトリビアですね。