□◆□…優嵐歳時記(506)…□◆□

   涼風に吹かれて楽し風呂あがり   優嵐

「涼風」は「すずかぜ」とも「りょうふう」とも詠みます。
今日の句の場合は「すずかぜ」と読んでください。昼間も
よく風が通ってきもちのいい私の部屋ですが、夜は電灯を
つけるため、窓を閉めます。

お風呂あがりにベランダへ出れば、夜気が心地よく感じられ、
川風が涼しく吹いてきます。ほっとするひとときです。
思えば幸せというのは、こういうものごとの落差の中に感じ
るものですね。暑いときの涼しさ、寒いときの暖かさ、
のどが渇いているときの飲み水、空腹のときの食べ物など
みんなそうです。