□◆□…優嵐歳時記(530)…□◆□

   稲の花ひとつひとつの積み重ね  優嵐

すでに稲刈りがすんだという地方もあるようですが、姫路
周辺では、早稲の稲穂が頭を垂れ始め、それより遅い中稲
は稲の花が咲いています。稲の花は花穂につくごく小さい
ものですから、そばに近づかないと見過ごしてしまいます。

水の上にようやく頭を出していた田植えどきの早苗が日に
日に大きく育ち、花をつけ、稲となっていきます。ひとつ
として飛ばすことのできないプロセスを経て、お米になって
いくのです。