□◆□…優嵐歳時記(585)…□◆□

   しょうしょうと荻吹く風の銀色に  優嵐

オギはイネ科の多年草で、原野、水辺、ときには高原にも生え
ます。秋風に吹かれて立てる葉ずれの音がものさびしく、古く
から歌に詠まれてきました。

今日は比較的気温が高く、いいお天気で少し身体を動かすと
汗ばむくらいでした。このように日によって寒暖の差が大きい
のも晩秋のころの特徴です。オギの白い穂が秋の日差しに
輝いて見えます。