□◆□…優嵐歳時記(14)…□◆□

   チョコレート口中に溶け雨水かな  優嵐

今日も暖かでした。このまま春が進んでいくのでしょうか。昨日は
二十四節気のひとつ「雨水(うすい)」でした。立春から数えて15
日目にあたります。今年は立春のあと、あまり冷え込む日が無く春
の歩みは早いようです。

雨水は「空から降るものが雪から雨に替わる頃、深く積もった雪も
融け始める。春一番が吹き、九州南部ではうぐいすの鳴き声が聞こ
え始める」という時候です。

二十四節気は、太陰暦を使用していた時代に、季節を現すための工
夫として考え出されたもので、1年を24等分にし、その区切りに名
前をつけたものです。現在でも季節の節目を示す言葉として使われ
ています。 それをさらに5日毎に区切った七十二候というものも
あります。雨水の最初の5日間は「土脉潤起(つちのしょううるお
いおこる)」と呼ばれています。ユニークなネーミングですね。