□◆□…優嵐歳時記(21)…□◆□

    語りつつ歩く街角二月尽く  優嵐

昨日に引き続き、ISIS編集学校で知り合った博多在住の友人に街を
案内してもらいました。「友遠方より来る。また楽しからずや」では
ありませんが、いくら話しても話が尽きません。友人はその学校で
三月から新しい役割を担います。私も新たな役割を得て再スタート
を切ります。わくわくする気持ちがお互いの舌を滑らかにするのです。

今日で二月は終わりです。これが「二月尽く」または「二月尽(にがつ
じん)」という季語になっています。陽暦の二月が終わるということ
ですから、歴史としては浅い季語です。あわただしく過ぎ去っていく
短い二月という月に寄せる思い、また、いよいよ三月という本格的な
春を迎えるというよろこびが重なった季語と言えるでしょう。