□◆□…優嵐歳時記(34)…□◆□

    春場所の力士の肌の紅潮す 優嵐

今日、大阪府立体育会館へ春場所の初日を見に行ってきました。
大相撲は現在おこなわれている六場所すべてが季語になります。
本場所の取り組みを見るのはこれが二度目です。館内には力士の
鬢付け油の香がほのかに漂っています。また行司、呼び出しを
はじめ、関係者が独特の衣装に身を包んで、きびきびと働いている
姿を見るのも楽しいものです。

三段目の途中あたりから会場に入りました。まだ館内はがらがらです。
その前で塩もまかずに簡単な仕切りだけをして、次々と取り組みが
おこなわれていきます。十両に入ると、とたんに土俵は華やかになり、
関取たちは色とりどりのまわしに大銀杏で登場です。

生で見る力士の身体の艶に驚きました。特に調子のいい力士の肌は
輝くようです。結びの一番は朝青龍でしたが、彼の肌の艶、身体の
しなやかさは群を抜いていました。強いわけですね。