□◆□…優嵐歳時記(660)…□◆□ 【どんど焼き】

   どんど焼き流して雨の降り続く  優嵐

昨日からの雨が一日中降り続きました。「どんど焼き」は
小正月の火祭り行事で「左義長(さぎちょう)」とも
呼ばれ、神社の境内で大きな焚火をします。焚火の中心に
なる柱は山から伐ってきた栗や楢で、これに松や注連飾り
を結わえて焼きます。この煙に乗ってお正月様が帰ると
考えられているのです。

書初めもこの火で焚いて、その燃えさしが高く舞い上がる
と字が上手になるといわれたものです。この火は若火とも
呼ばれ、神聖な力があるとされ、餅や団子を焼いたりも
します。今日は朝から大雨の気配でしたので、どんど焼き
を明日に延期すると町内放送が流れていました。