□◆□…優嵐歳時記(669)…□◆□

   遠山に明るき影や日脚伸ぶ  優嵐

夕方散歩に出て、日差しの明るさに驚きました。あと二週間
ほどで立春ですから、気温は低くとも間もなく冬は終わりです。
それをはっきりと感じたひとときでした。裸木の向こうに
見える青空も確かに春の兆しを感じさせます。

冬至から少しずつ日が長くなります。実際には、夕暮れの時間
は、冬至以前から少し遅くなっていますが、夜明けの時間が
遅くなりますので、日中の時間は冬至が一番短くなります。
「日脚伸ぶ」には、確かに日が長くなったという感じ、そして
春はもうすぐだという日常の喜びがあります。