□◆□…優嵐歳時記(695)…□◆□

   太きタイヤ細きタイヤと春の泥  優嵐

「春の泥」は「春泥(しゅんでい)」とも詠まれます。
春になると凍てついた土がゆるみ、雪解けや雨も加わって
ぬかるみになります。今ではほとんどの道が舗装され、
都会ではぬかるみにあうことさえ珍しいことでしょう。

しかし、私の住むあたりでは、集落から少し離れると
土のままの道がまだあちこちにあり、散歩の途中でも
水溜りが長く残っている道があります。泥という言葉に
春の訪れやエネルギーも感じる、そんな季語です。