□◆□…優嵐歳時記(700)…□◆□

   獺祭の風に輝く川原かな  優嵐

二十四節気をさらに三分した七十二候というものがあり、
それぞれの候に名前がついています。雨水の最初の候は
「獺魚を祭る」といい、略して「獺祭(だっさい)」と
の季語になりました。2月19日から24日ころを指します。

獺(かわうそ)は捕らえた魚をすぐには食べず、岸や岩
の上に並べておく習性があるそうです。それが正月(陰暦)
に先祖を祭る供え物に見立てられ、この語が生まれ
ました。

今日は雨の気配もなく、青空が広がりました。川原の蘆
はまだ枯色ですが、そこに当たる日差しもまぶしいほど
でした。