□◆□…優嵐歳時記(702)…□◆□

   春眠を覚ます窓打つ雨の音  優嵐

二月の後半になって本当に雨が多いです。深夜から降り
始めた雨が朝方はかなりの風をともなって激しくなり、
窓に当たる雨音で目が覚めました。午前中雨が降り続いて
いました。

「春眠」は孟浩然の「春眠暁を覚えず、処々に啼鳥を聞く。
夜来風雨の声、花落つること知んぬ多少ぞ」に由来した季語
です。春の朝の眠りのたゆたう心地をうまく表現したもの
として、一般の表現にもよく用いられるようになりました。