□◆□…優嵐歳時記(733)…□◆□

   春の森木の名確かめつつ歩く  優嵐

増位山の森は瀬戸内海の照葉樹林帯に属しています。
ヤブツバキ帯とも呼ばれるだけあって、森のあちこち
で今咲いているヤブツバキが見られます。それ以外の
森の主役はブナ科、クスノキ科の照葉樹です。

カゴノキのように樹皮ですぐそれとわかるものもあり
ますが、ほとんどはなかなか見分けられません。
その間にクヌギやコナラ、アカマツといった木々も
生えています。ヒノキやスギといった植林された一帯
も見られます。

頂上に向かう北側一帯は植林されたまま放置され、
台風で何本もの木々が折れて荒れた風景を見せている
所もあります。元は照葉樹林が広がっていたところに
植樹されたものでしょう。

060330