□◆□…優嵐歳時記(784)…□◆□

   麦の穂のまっすぐ風のさらさらと 優嵐

麦は日本では稲の裏作として栽培されてきました。
秋にまいた麦は初夏を迎えるころ伸びた茎の先に花穂
をつけます。やがて麦畑全体が黄金色に熟れてきます。

一毛作が多くなった昨今では、麦畑を目にすることも
少なくなりました。それでも頭を垂れる稲とはまた
異なる麦秋の風景は、麦ならではの美しさがあります。
大麦を精白し圧縮した押麦は、今では健康食品として
見直されています。