□◆□…優嵐歳時記(812)…□◆□

  さみだれの音を夢ともうつつとも  優嵐

朝、ようやく明るくなったかならないかくらいの時間に
雨が降っていました。半分夢の中のような覚めきらない
意識の端でそれを聞いていました。

さみだれは「五月雨」と書き、陰暦五月ごろに降る雨です。
梅雨が時候を含むのに対し、雨そのものをさします。厳密
にいうと今日はすでに陰暦水無月五日ですが、そのあたり
は「梅雨のころ」に含まれるものとしてください。