□◆□…優嵐歳時記(824)…□◆□

  梅雨の雷去れば緑の匂いけり  優嵐

昼過ぎに雷雨がありました。入道雲が出ているな、と
空を見ていたら、雷の前触れの冷えた風がさっと吹いて
きてあたりが暗くなりました。遠くから雷鳴が聞こえ
ます。ぱらぱらと雨滴も飛んできます。

窓から暗い北の空を見ているとさっと地面に向けて稲光
が放たれました。落雷は恐ろしいですが、走っていく
稲妻は美しいものです。雨はそれほど激しくは降らず、
すぐにあがりました。