□◆□…優嵐歳時記(914)…□◆□

  長き夜に厚き昭和史ひもときぬ  優嵐

虫の音も絶えて夜の長さをしみじみ感じるころになり
ました。半藤一利氏の『昭和史』を読み始めています。
昭和は60年以上に渡る長い時代でしたが、敗戦の昭和
20年までとその後の時代では違う時代といっていいほど
の落差があります。

昭和史の前半は戦争、戦争、戦争です。なぜあの戦争に
突き進んだのか、どういう時代背景があったのか、誰に
どのような責任があったのか。昭和が終わって間もなく
二十年。戦後生まれが国民の大半を占める時代になった
今だから、あらためてあの時代のことを考える必要が
あるだろう、と思います。