□◆□…優嵐歳時記(930)…□◆□

  初しぐれ熱き海鮮ピザを食ぶ  優嵐

昼ごろにほんの少し時雨がありました。その年はじめて
降る時雨を「初時雨」といいます。初物を尊ぶ日本らしい
季語かと思います。時雨は初冬のころ、曇っているわけ
でもないのにしばらくぱらぱらと雨が降る現象です。

閑寂味があり、特に芭蕉が偏愛した季語として知られて
います。そういう侘び寂びの境地とは全くかけ離れて、
からすみ、ヨーロッパ赤エビ、ホタテ貝柱がたっぷり
入った熱々のピザをいただきました。