□◆□…優嵐歳時記(69)…□◆□

    背後より花びら流れ春深し   優嵐

姫路では、桜が葉桜に変わり八重桜がそろそろ散り始めています。
桜前線はいまごろ東北地方にさしかかっているところでしょうか。
北東北の桜の季節はゴールデンウイークのころ、北海道はさらに
遅く5月半ば。そのころ沖縄ではそろそろ梅雨入りです。

季語を見ていると歳時記の季感は中国、近畿地方から関東地方に
かけてのあたりが最も近いなと感じます。俳句、さらにその前の
和歌が発達した場所が主に京都と江戸だったという歴史的な背景が
あるでしょう。

今日は少し気温が低めの姫路でした。しかし、葉桜から新緑のころは
暑からず寒からず、もっともしのぎやすいころです。日も長く、山々
の明るい色に誘われて、どこかへ出かけたいという気持ちが強く
なります。