□◆□…優嵐歳時記(975)…□◆□

  初明り素肌に受ける露天の湯  優嵐

指宿の初日の出は午前7時31分でした。露天風呂の中で
初日を拝みました。しだいに向かいの山の端の明るさが
増し、いよいよ太陽が山から顔を見せ始めます。

日の出はいつも素晴らしいですが、元日の朝という
だけで、さらに改まったおごそかさが感じられます。
「初明り」とは、元日の朝初めてさしてくる太陽の光を
いいます

太陽が昇ってしまったあとも立ち上がって長い間初日を
見つめている方がありました。何かいっそう感慨深いもの
があったのでしょうか。元日の鹿児島県地方は、日の出
から二時間ほどたつと雲が出始め、昼前には雨が降り始め
ました。