□◆□…優嵐歳時記(1002)…□◆□

  枯木立あいだに風の音がある  優嵐

落葉樹が冬に落葉しつくしたのを「枯木」と呼び、昔から
季語になっています。最近では「裸木」という人も増えて
きています。文字通り枯れて死んでしまった木は季語には
なりません。「冬木」は常緑樹も指し、含まれる範囲が
違います。

一月も終わりとなり、日が長くなってきました。日差しが
明るくなり、光にはすでに春の気配が溢れています。
梅の蕾も日に日に膨らみ、増位山の山頂から見える播磨灘
も、なんとなく春を感じさせる景色でした。