□◆□…優嵐歳時記(1018)…□◆□

  春寒料峭消防ホースゆらゆらと  優嵐

一日中かなり強い風が吹いていました。鳶や烏がその風
にあおられるように飛んでいます。いいお天気で、風は
冷たくとも、空気が明るく感じられました。お昼前に
近所を自転車で走りました。集落の中を通ると、火の見櫓
から消防のホースが吊られていました。

自転車で走っていると、いつも新しい発見があります。
車やオートバイでは見過ごしてしまうものも、自転車なら
見落とすことがありません。風邪をひいてしばらく自転車
に乗っていなかったので、それもまた新鮮でした。

「春寒料峭」とは、春になってからの寒さ、春風が肌に
冷たく感じられるさまを指した季語です。