□◆□…優嵐歳時記(1020)…□◆□

  ため池の面きらめく春淡し  優嵐

春は名のみの風の寒さや、と『早春賦』に歌われるように、
二月は風がまだまだ冷たく感じられる月です。文字通り
春風といえるような柔らかな風は三月に入ってからという
ことが多いように思います。

姫路周辺の播磨地方は全国的に見てもため池が多いところ
です。特に東播磨はその傾向が顕著です。ため池には冬
になると鴨類がたくさん渡ってきますが、彼らもそろそろ
北に向かって帰る時期です。