□◆□…優嵐歳時記(1021)…□◆□

  空の色畦に散りばめいぬふぐり  優嵐

今日は旧暦の元日です。したがって新月。今頃であれば、
確かに「初春」という新年を指す言葉がぴったりだと
感じます。季語に「初春」は残っていますが春の季語と
して用いる場合、「はつはる」とは読まず「しょしゅん」
と読みます。「はつはる」と読むのは、新年の季語と
して用いる場合のみです。

いぬふぐりがあちこちの田んぼの畦に見られるように
なりました。派手さはありませんが、あの青色の小さな
花は、梅とはまた一味違う春の訪れを感じさせてくれる
花です。