□◆□…優嵐歳時記(1051)…□◆□

  城の影立ちし夕べの大霞  優嵐

水蒸気が空気中にたちこめぼんやりとかすんで、はっきり
見えない様子を「霞」といい、春に最もよく見られる
現象です。心なつかしい情景として、古くから詩歌に
詠われてきました。

午後、時雨があり、その後お天気は回復しましたが、
播州平野一帯は広く霞におおわれて、姫山に立つお城の
影がぼんやりと見えました。いつもは見える播磨灘や
沿岸部の火力発電所もすっかり霞の中に溶け込んで
いました。