□◆□…優嵐歳時記(1052)…□◆□

  山ぎわの空はももいろ春薄暮  優嵐

春分の日を境に暖かさが戻ってきました。やはり「暑さ
寒さも彼岸まで」でしょうか。今日は仕事の関係で
夕暮れ時に車を走らせていました。暮れていく間の時間
が長く、気持ちがゆったりしてきます。

山桜も日毎に花を開いて山肌の桜色が増えています。
春たけなわ、「この世の春」の中に今いるんだなあ、と
思いながらハンドルを握っていました。空気中に水蒸気
が多く、空全体が朧にかすんで、夕焼けの色も穏やかで
やさしく、ほのぼのとした気持ちになりました。