□◆□…優嵐歳時記(1057)…□◆□

  咲き初めし染井吉野に夕の月  優嵐

アパートの前のソメイヨシノが花を開き始めました。
昨夜は上弦でしたが、雨のために月は見えず、夕刻、
咲き始めた桜の向こうに今日の月を鑑賞しました。
山桜は、すでに盛りです。ソメイヨシノは桜としては
新参者ですから、昔の詩歌に詠まれているのはすべて
山桜とみなしていいようです。

現代人には桜といえば花がぎっしりついて葉は散った
あとから出てくるソメイヨシノのイメージが定着して
いるでしょう。花の色も山桜よりはいくぶん濃く、
華やかさではなんといってもソメイヨシノに勝る桜は
ありません。姫路城へお花見に行こう、と思います。