□◆□…優嵐歳時記(1060)…□◆□

  春雷がまぶたの奥で光りけり  優嵐

昨日の明け方、雷がありました。まだ暗いうちで、目が
覚めたような覚めないようなぼんやりした中で、雷鳴を
聞いていました。雷は夏に最も多いため、季語としては、
夏のものになっています。

立春後初めての雷を「初雷」といい、啓蟄のころの雷は
「虫出しの雷」といいます。夏の雷のような激しさは
なく、雷鳴にもどことなく春の穏やかな優しさがあり
ます。