□◆□…優嵐歳時記(1062)…□◆□

  蒙古風山河すっぽり包みしを  優嵐

黄砂が一日中激しく、太陽が白く見えました。季語では
これを「霾(つちふる)」といいます。他にも黄沙、
黄塵万丈(こうじんばんじょう)、霾天(ばいてん)など
ともいい、蒙古風もそうした季語のひとつです。

モンゴルや中国東北部の黄土地帯で吹き荒れる春の季節風
が細かな砂塵を大量にまきあげ、日本まで運んでくる
現象です。「蒙古風」、なんだか、新しいモンゴル力士の
四股名にしてもよさそうです。