□◆□…優嵐歳時記(1082)…□◆□

  雨あがり楓若葉に光あり  優嵐

「若葉」は歳時記では初夏の季語になっています。しかし、
桜が散るともう山は若葉の季節です。この時期の若葉の
さまざまな色合いの瑞々しい美しさは、紅葉のころに
勝るとも劣りません。

今日は昼前から雨が降り、一時的にやんだのを見計らって
散歩に出てきました。広がり始めた楓の若葉の先に小さな
赤い花がついています。花といわれなければ花とは
思えないようなささやかなものです。

樹木の葉の茂り方を見ていると、太陽の光をうまく受け
とめるようにできていることに感心します。楓の枝ぶり、
葉のつき方、天然のソーラーパネルです。