□◆□…優嵐歳時記(1110)…□◆□

  山法師空より星を受けて咲く  優嵐

ヤマボウシは、五月半ばから梅雨の時期にかけ、山の中で
枝いっぱいに平たい白い花を咲かせる落葉高木です。
花のように見えるのは正しくは花序の苞で、花はその
中心にかたまっています。

このかたまりを法師の頭、苞を頭巾に見立てて「山法師」
との名がついたということです。街路樹や庭木として
植えられているハナミズキは同じミズキ科の仲間で、
別名アメリカヤマボウシと呼ばれます。