□◆□…優嵐歳時記(1131)…□◆□
頬杖のネットサーフィン桜桃忌 優嵐
今日は太宰治の命日です。晩年の短編『桜桃』にちなみ、
「桜桃忌」と呼ばれます。生涯に五度の自殺未遂を
繰り返した末、1948年、愛人とともに玉川上水で入水
自殺しました。38歳でした。典型的な”破滅型の天才”
といえるかもしれません。
優れた才能を持ちながら、いや、それゆえに才能に食い
尽くされるというか、才能という荒馬を乗りこなせずに
振り落とされるというか…。天才は天才ゆえに凡人には
見えないものが見え、そのための苦しみもまた大きい、
そんな気がします。
頬杖のネットサーフィン桜桃忌 優嵐
今日は太宰治の命日です。晩年の短編『桜桃』にちなみ、
「桜桃忌」と呼ばれます。生涯に五度の自殺未遂を
繰り返した末、1948年、愛人とともに玉川上水で入水
自殺しました。38歳でした。典型的な”破滅型の天才”
といえるかもしれません。
優れた才能を持ちながら、いや、それゆえに才能に食い
尽くされるというか、才能という荒馬を乗りこなせずに
振り落とされるというか…。天才は天才ゆえに凡人には
見えないものが見え、そのための苦しみもまた大きい、
そんな気がします。
コメント
コメント一覧 (4)
今日は太宰治の命日なんですね。
今朝はやく、現代音楽の江村さんという方が亡くなって
とてもガッカリしていたところです。
12月末に一度だけお会いして、公開講義でとても大事な事を
教えていただいたのですが、
二週間前に大阪で開かれたコンサートに行けなかったんですね。
また機会があると思っていたのですが、お亡くなりになってしまった。
残念で仕方ないので、その事を織り込んだことを書こうとしているのですが
全然ペンが進まずに、ボーとしていたところです。
現代音楽にはまったく疎いので、江村さんという方を知らないのですが、
急に亡くなったのですね。もしかして、自殺?
急死の場合は、残された人(親族だけでなくかかわりのある
周りの人みんな)が多かれ少なかれ喪失の感覚を癒すまでに
かなり時間がかかりますよね。
まあ、ただ寿命というのは、ある意味年齢に関係なくあって、
その人が今生でなすべきことを成し終えたら肉体を離れるのかも
しれないな、と思います。だから、早世する天才というのは
爆発的な仕事をしますよね。樋口一葉の”奇跡の十四ヶ月”とか。
うまくいえませんが、「死」はもちろんその人の問題ですが、死んで
しまった人以上に周りの人の問題(喪失からの立ち直りという意味で)
のような気がします。
そうですね。視点を切り替えてしまうと、同じ「コト」や「モノ」が
全く違って見えますよね。これが瞬時にできる人もある意味では天才
かな、と思いますが、太宰さんにはその才能は完璧に欠けていたの
かもしれません。