□◆□…優嵐歳時記(1136)…□◆□

  青梅雨や街灯のはや点り初む  優嵐

一日雨が降り続いていました。静かな雨の一日、家の前の
紫陽花のピンクがしだいにはっきりとした色になってきて
います。雨雲が低く垂れこめ、周囲の低い山も中腹から上
は雲の中です。日差しがないため日中でも部屋の中は
薄暗く、街灯が早くから点り始めていました。

青梅雨とは、新緑に降りそそぐ梅雨、という意味です。
緑が雨に洗われてさらにその色が増して感じられるという
ところから生まれた言葉です。