□◆□…優嵐歳時記(1139)…□◆□

  頂の風遠くよりほととぎす  優嵐

増位山にはいろいろな野鳥がいます。春から夏にかけて
もっともよく聞こえるのはウグイスの声です。最近は
よくホトトギスを聞きます。古くから和歌に詠われて
おり、百人一首の「ほととぎす鳴きつる方をながむれば
ただ有明の月ぞ残れる」(後徳大寺左大臣)などが有名
です。

春の花、夏のほととぎす、秋の月、冬の雪が四季を代表
する歌の題詠だったといいます。夏鳥として九州から北
の山林に渡ってきます。鳴き声は「テッペンカケタカ」
「特許許可局」などさまざまに聞きなされています。