優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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お花見
いいお天気が続いています。今朝はベランダで洗濯をしながら周囲のヤマザクラを楽しんでいました。考えてみれば贅沢なことです。よく知られた桜の名所に住んでいたら、ヤマザクラは見事であっても大混雑でお花見どころではないでしょう。

これまでいろいろな所へ旅行しましたが、印象に残っているのは人が少ない所ばかりです。運がよければそういう場所や時間帯に出会うこともできます。
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交通規制の行われていたところから先の桜並木は少し樹齢が若いようでした。海津で最初に植樹された後、時代を経てだんだんに桜並木が延びていったと思われます。IMG_2166
二本松はコテージが並ぶキャンプ場です。夏には大勢の人が水上スポーツを楽しみにやってくるのでしょう。ここまで来る花見客はほとんどありません。IMG_2171
湖岸を見れば、この先もまだまだずっと桜並木は続いています。可能な限り桜並木を延ばす計画なのでしょうか。お花見のポイントが分散されるので、それもいいでしょう。
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海津大崎の桜並木の独特の美しさは、湖北の風景の美しさにあるでしょう。数キロに渡ってソメイヨシノの並木が続くというのも独特ですが、それならば、他のところでも実現しそうです。
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ここにしかないのは青い奥琵琶湖の水、琵琶湖周辺には珍しい岩礁地帯、沖の竹生島、これらがすべて複合して海津大崎の桜の美しさを際立たせているのです。IMG_2169


枝垂桜
海津大崎の桜並木はほとんどがソメイヨシノです。しかし、中にはそれ以外の桜もちらほら混じっています。オオシマザクラと思われるものもありましたし、濃い色彩のシダレザクラは見事でした。IMG_2164
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花見船
大崎寺の下にある船着場からは竹生島行きの船が発着しています。その向こうを花見客を載せた船が横切っていきます。IMG_2144
県道557号は東行きのみに交通規制されています。それでもノロノロ運転の渋滞です。その横を花見客が歩いており、さらに自転車も走ります。歩行場所はコーンで区切られていました。IMG_2145
ここから先の県道はトンネルが五つ連続します。海津大崎を回った先の二本松まで行くつもりでしたから、大崎寺でほぼ行程の半分くらいでした。IMG_2146


花見
湖岸の遊歩道が終わると、県道557号線・西浅井マキノ線にあがってきます。歩いていると汗ばむ陽気で、私はそばの売店でソフトクリームを買いました。
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友人が鮎の天ぷらを買い、勧めてくれたのをいただくと、これが予想以上に美味しい。揚げたてというのがポイントでしょうが、からっとしたアツアツの衣と鮎の歯ざわりが絶妙でした。
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カヤックやSUPのほかにもヨット、モーターボート、水上オートバイなどいろいろな水の上の乗り物が湖上に出ていました。水の上から眺める桜並木は陸上とはひと味違う趣でしょう。IMG_2132
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陸上ではオートバイやロードバイクで走っている人も多く、レンタサイクルもたくさん見かけました。みな思い思いに快晴の日のお花見を楽しんでいます。IMG_2133
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花見
湖の上をカヤックで優雅に移動する人たちが何人もいました。川と違って流れがありませんし、海と違って遊んだ後に念入りに塩分を洗い流す必要もありませんから、カヤックには最適でしょう。IMG_2124
花見船も次々運航されていますが、カヤックならより岸辺に近づけて動きも自由です。快晴で風は無くカヤックにも絶好の日和だったと思います。IMG_2122
座って漕ぐ普通のカヤックのほかに、立って漕ぐタイプのスタンドアップパドルボート(SUP)もたくさんいました。カヤックとサーフボードの中間のような雰囲気です。IMG_2134



湖岸の砂浜が川で途切れるところで町なかの道へ上がりました。それから海津大崎の入口まではその道を行きます。大勢の人が歩いており、車も連なっています。道路脇でワインの試飲を呼びかけている店もありました。これだけの人が押し寄せたら、書き入れ時でしょう。IMG_2117
海津大崎の入口からは再び、湖岸沿いの遊歩道(近江湖の辺の道)を歩けます。波打ち際で頭上に桜の枝がかぶさり、花のアーチの下を歩く格好です。海津大崎湖園地までくると、花見客があちこちに座り、お弁当を食べています。
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腰掛けられそうなところはどこも人で埋まっていました。遊歩道沿いにも敷物をしいて座っている人が何人もいて、うっかりすると足を蹴っ飛ばしそうになります。このあたりが一番人が多かったでしょうか。満開のソメイヨシノを仰ぎつつ、どんどん歩いて行きました。IMG_2119


花見
4月13日(土)に、滋賀県高島市マキノ町の海津大崎へお花見に行ってきました。滋賀県一のお花見の名所として知られ、琵琶湖の湖岸に沿ってソメイヨシノを中心とした桜並木が数キロに渡って続いています。IMG_2099
近畿地方とはいえ、湖北はさすがに遠く電車で3時間以上かかりました。大阪の友人と約束して出かけたのですが、姫路駅に止まっていた新快速に何のためらいもなく乗りました。IMG_2098
ところが、これが米原方面行きの新快速でした。新快速は山科駅で湖西線に入るものと、そのまま東海道本線を走って米原方面に向かうものがあります。マキノに向かうには湖西線を通る新快速に乗らなければいけません。IMG_2102
通常、新快速で京都より先へ行くことなどないため、そのことに気づかず米原行きの新快速に乗っていたのでした。幸い高槻駅を過ぎたあたりで大阪から乗ってくる友人がLINEをくれ、間違いに気づいて友人が乗っている新快速に京都で乗り換えることができました。
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マキノの駅はお花見客でぎっしり。大勢の人だろうと予測はしていましたが、大阪の通勤ラッシュかと思うほどの人ごみでびっくりしました。マキノの駅前は広々とし、遠くには雪を戴く山も見えました。山の向こうは福井県です。IMG_2101




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