優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:イチョウ

降誕祭
散歩で行けるほどの距離に聖フランシスコ会が運営している病院があります。その敷地内に大きなイチョウが三本あり、今が黄葉の最盛期です。これから落葉が始まり、クリスマスの頃にはすっかり葉を落としきります。

落葉樹は毎年これだけの量の葉を新しく生産し、それを落としきって冬の眠りに入り、春になればまた若葉を芽生えさせます。これを繰り返しているわけで、凄いものだと思います。動物は消費するだけですからね。
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落葉
葉を落としたばかりのイチョウのまわりには一面黄金色の落葉が敷き詰められています。イチョウの葉はしっかりした厚みがあり、風に飛ばされにくいようです。毎年これだけの葉を生産し、半年ばかり光合成に使用して、その後は冬の眠りに入ります。DSCN1058


冬の日差し
明日は二十四節気の大雪。冬は仲冬に入っていきます。今日は少し気温が下がり、冬本番という感じになってきました。増位山随願寺の紅葉は終盤ですが、平地ではまだイチョウが黄色く色づいています。
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冬晴れ
イチョウが色づいて、遠くからでもその鮮やかな黄色が目に付きます。家から見えるところにあったイチョウが毎年このころになると色づいて、その様子を眺めるのが楽しみでした。しかし、今年はそれがない、と思っていたら切られてしまっていました。身近な木は、そこにあるときは風景の一部であまり意識しませんが、なくなってしまうと寂しいものです。
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十一月
イロハモミジが紅葉の代表なら、黄葉の代表はイチョウでしょう。どちらも一度見たら忘れない独特の葉の形と鮮烈な色で印象に残ります。イロハモミジはもともと日本にある木ですが、イチョウは中国からやってきた帰化植物です。ですからイチョウは人の住む場所の近くだけにあり、森の中では見ません。

イチョウは2億年前の恐竜が栄えていたジュラ紀から生き残っている植物です。イチョウ科の木はこれしかありません。木の寿命も長く、千年以上生きるものもあります。DSCN0613



朝から曇っていて午後になると風が強くなりました。今日は近所を散歩してみました。市街化が進んでいますが、それでもまだ田んぼや畑がところどころに残っています。庭先の花を眺めるのもいいものです。ほどよい散歩の距離のところに総合病院があります。その敷地内に大きなイチョウがあり、空をつくような黄色です。落葉が始まっており、木の下には無数の葉が散っていました。DSCN0615


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