優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:インヴェンションとシンフォニア

盛夏
早朝、ひとりでヘッドフォンをつけてピアノを弾いているのが今の至福のひとときです。『マインドフルネスストレス低減法』などで知られるJ.カバットジンは、瞑想とクライミングの共通点について述べていました。

瞑想的な効果をもたらすのは、おこなう人間にとって適度な難しさを持つ活動だといいます。難しすぎても簡単すぎても意識の集中が続きません。今の私にとって「バッハ インヴェンション」は似た効果をもたらしてくれるのだと思います。

この演奏は私にとってほどよく困難であり、それをクリアできたときの満足感も十分にあるものです。音に集中して完全に疼痛を忘れている一瞬があります。
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夏の朝
抗magニューロパチーの診断をきっかけに、またピアノを弾き始めました。『バッハ インヴェンションとシンフォニア』を1から順番に練習し、現在4番まで来ています。

こどもの頃少しだけピアノの経験があり、以前買った安い電子ピアノで練習を再開しました。いま一番熱を入れてやっているのがこのピアノの練習です。朝食後ピアノに向かい1時間強弾いています。

弾いていると指の動きとは別に頭の中にとりとめもないことが浮かんできます。それに気づきつつ指の動きにその都度気持ちを集中させます。意外にもこれが瞑想に似ているのです。
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芽吹き
抗magニューロパチーでこの先外で遊ぶことが恐らくだんだん難しくなっていくだろうと思い、今のうちに何か楽しめることを始めておこうと考えました。

電子ピアノを考えたのは、自分一人で家でできること、楽譜がいくらでもあることが大きいです。以前絵を描いていたころ、作品が膨大になり処置に困ったこともあって、三次元の「モノ」が残るような趣味はやめておこうと思いました。

J.S.バッハ「インヴェンションとシンフォニア」は2,000円ほどの楽譜です。先生について習う気はなく、自分が楽しんで弾ければいいのです。
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腰赤燕
コシアカツバメが飛び交っています。ツバメよりやや遅れて飛来し、飛ぶ姿を上から見ると腰のレンガ色が目立ちます。

最近、電子ピアノでJ.S.バッハ「インヴェンションとシンフォニア」の練習をしています。弾けるのだろうか、と思っていましたが、弾き始めてみると意外に弾けるものです。上達するのが実感できて楽しくなっています。

これまでクラシックの名曲を簡単に編曲したものをいくつか弾いていましたが、飽きて弾かなくなっていました。しかし、この楽譜は原典版なので、ほぼJ.S.バッハが書いたままのものです。それを思うと感慨深いです。
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