春深し
復元されたカピタン(オランダ商館長)部屋は出島最大の建物です。二階には阿蘭陀冬至(クリスマス)を祝う宴の席が再現されています。

出島内を歩いていた時、黒装束に笠を被った怪しげな人が歩いていました。ちょっと変わった趣味の人なのかしら、と思っていたら出島専属ガイドの方でした。当時の門番や出島乙名役人(日本側貿易事務を担当)の姿で定時ツアーの案内をされています。

キリスト教が禁止されていたため、阿蘭陀冬至と言われていたのでしょう。クリスマスはもともとヨーロッパの冬至を祝う習慣にキリスト教が結びついたものですから、本質を表しているといえます。
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