2024年10月12日 晴れし朝残る燕の舞いにけり ◆残る燕 日の出の頃、モズの高鳴きが聞こえたのでベランダへ出てみました。モズの姿は確認できませんでしたが、快晴の空を横切る二羽の影がありました。 すぐにコシアカツバメだとわかりました。あれほどのスピードで自在に飛べるのは彼らだけです。大集団は南へ渡ってしまいましたが、一部にはまだ渡っていないものもいたのです。 タグ :#残る燕#コシアカツバメ
2024年10月02日 黄金の田広がる上を燕去る ◆燕去る 秋彼岸を境にコシアカツバメは南へ渡りました。大集団が消えた後もちらほらと残っていましたが、それらも9月中には完全に姿を消しました。一気に渡るというよりもいくつかグループを形成して渡るようです。ツバメはもう少し早く渡っているはずです。 部屋のすぐそばの壁に巣を作ってヒナを育てたつがいは今頃どこを飛んでいるのだろう、と思います。育った若鳥たちもどこかを飛んでいるでしょう。もう越冬地に着いたでしょうか。 タグ :#燕去る#コシアカツバメ
2024年09月10日 秋の燕手すりに止まり部屋を見る ◆秋の燕 今日の午前10時ごろのことです。洗濯と掃除をひととおり終えてパソコンに向かっていると、開けた窓の向こうからコシアカツバメの鳴き声がしました。いつも鳴きながら飛び回っているので、よく声は聞こえます。 しかし、何だか近いなと思ってふと窓を見ると、一羽のコシアカツバメが窓の外の手すりに止まって、ピチュピチュと鳴いています。動くと驚いて飛び去ってしまうと思い、そのまま固まってじっとその様子を見ていました。 距離は1mも離れていませんでした。しばらく珍しげに部屋を眺めたあと、ぴょんと下に飛び移りました。その後、さーっと遠くへ飛び去って行きました。コシアカツバメの飛行速度はかなり速いです。 タグ :#秋の燕#コシアカツバメ
2024年09月09日 きちきちを銜えつばめの戻りけり ◆きちきち コシアカツバメはまだ家の周囲を飛び回っています。ふつうのツバメは子育てが終わると河原などに集団ねぐらを作りそこで過ごしますが、コシアカツバメは渡りが始まるまでそれぞれの巣で過ごすそうです。 朝が最も活発で明るくなり始めると盛んに鳴いて飛び回ります。目につくところだけで三つほどの巣があり、それらから飛び立っていっしょに飛び回りますから見ごたえがあります。 ベランダのすぐ近所までつーっと滑空してはくるりと身を翻すことを何度も繰り返すので間近で個体を眺められます。先日はショウリョウバッタ(キチキチと音を出すのでキチキチバッタとも呼ばれます)を捕まえて巣に持ち帰っていました。 タグ :#きちきち#コシアカツバメ
2024年09月03日 鵯に部屋を訪われし真昼かな ◆鵯 今朝は曇っていて涼しいです。明け方は窓を開けていると涼しすぎるほどになりました。昨日、開け放っていたベランダからヒヨドリが室内に入ってきました。以前も何度か部屋に入ってきたことがあります。注意力が欠けているのでしょうか? コシアカツバメは壁に巣を作っていても室内に入ってくることはありません。ベランダに人影が見えると壁の巣に入ることさえ避けて周辺を飛び回っています。 お陰でベランダから目の前を滑空するコシアカツバメの姿を鑑賞できます。数羽が群れて飛ぶさまは素晴らしい。ツバメの仲間の飛行姿が私は好きです。最も理に適った飛び方ではないかと思います。 タグ :#鵯#コシアカツバメ
2024年08月21日 飛び交わす帰燕となる日近き朝 ◆帰燕 お盆中の朝、コシアカツバメたちが十羽近く集まってあたりを飛び回っていました。今年生まれた若鳥たちももう全く親鳥たちと見分けがつきません。そろそろ渡りの時期なのです。 コシアカツバメよりひと足先にやってきて去っていくツバメたちは、もしかしたらもう離れているのかもしれません。何が彼らを南へ向かわせるのか、何が合図となるのかそれはわかりませんが、群れをなして飛ぶようになるとその日はもう間もなくです。 タグ :#帰燕#コシアカツバメ
2024年08月07日 われを見て燕飛び立ち今朝の秋 ◆今朝の秋 コシアカツバメは巣の近くに自分が決めた止まり木を持っているようです。階段ホールに巣を作ったつがいは屋上へ上がる梯子と巣の外の電線を止まり木にして、そこでよく鳴いています。巣の下と梯子の下に糞が落ちています。 外壁に巣を作ったつがいは空き部屋の物干し竿置きを止まり木にしています。巣を見張るためなのか、ひと休みするためなのかよくわかりませんが、一直線に巣に戻るとは限りません。こういう止まり木があるところに巣を作るようです。 タグ :#今朝の秋#コシアカツバメ
2024年07月30日 夏の朝腰赤燕の巣を出でぬ ◆夏の朝 コシアカツバメが最も盛んに活動するのは日の出と日の入りの頃です。その頃が彼らが餌とする虫たちの活動も活発なのでしょう。 ツバメの巣であれば、ヒナの様子は外からでもよくわかります。コシアカツバメの巣はトックリを半分に切ったような形で、入口が狭く中の様子はあまりわかりません。それでも時々巣の入口から顔をのぞかせているのを見ることがあります。 タグ :#夏の朝#コシアカツバメ
2024年07月25日 片陰に休む巣立ちの燕たち ◆片陰 近くにあるコシアカツバメの巣から順次ヒナたちが巣立っているようです。止まり木にとまっているのを見ると、親とほぼ変わりませんが、ほわほわのヒナ時代の毛が少し残っています。巣の周りを飛びながら少しずつ飛行距離を伸ばしていきます。 タグ :#片陰#コシアカツバメ
2024年07月15日 入れ替わり首を出しおり燕の子 ◆燕の子 気が付けば、アパートの見える範囲の壁にコシアカツバメが三つ目の巣をかけようとしています。階段ホールの巣はほぼ完成しています。これまでこれほど多くのコシアカツバメが巣を作ったことはありませんでした。 双眼鏡で見ると、5月ごろから巣を作っていた所ではすでにヒナが育ち、トックリ型の巣から代わる代わる顔を出しています。そろそろ巣立ちかと思えるほど大きくなっていて、胸から腹にかけての縦班もはっきりしています。 タグ :#燕の子#コシアカツバメ